ろばさんのかわいいバッグ
ろばさんのかわいいバッグ
著者 香山美子/作 柿本幸造/絵
ISBN 4-89325-483-9
当ブログ最初の書評は幼児向けの絵本です。
「ろばさんのかわいいバッグ」は私の子供の学校で、授業中に行われた朗読劇の題材として知りました。
学校では絵本そのものではなく、先生が絵本から書き起こした手作りの台本を各児童に配布していました。
先生お手製の台本はお世辞にも綺麗な製本とは言えませんが、少ない予算の中でハサミと糊を駆使して一生懸命作ってくれたことが伝わってくる、素朴で良い教材でした。
その朗読劇のお話を学校公開のとき目にして、その元の絵本を読んでみたいと思った次第です。
とりあえず地元の図書館のホームページから検索すると、蔵書が二冊で二冊とも貸し出し中でした。
ふむふむ、一定の読者がいるのは良書の証で悪いことではありません。
次に絵本ナビで検索、「品切れ中」
あれ?
Yahoo!ショッピングで検索、「一致する商品はありませんでした」
あれれ?
他にも調べてみたけど、どこも取り扱い無しで取り寄せも出来ない状態。
絶版なのか増刷してないだけなのかは分からないけど、とにかく新品の入手は難しい様子。
でも手に入らないと欲しくなるのが人情というもので、アマゾンマーケットプレイスにて中古品の購入を決意。
入手可能なのが表紙の無い商品ばかりで迷いましたが、届いたのが綺麗な本で安心しました。
ここまでが購入メモ。
で、ここから書評です。
注意!ここから先は本の内容や「ネタバレ」を含みます。
あらすじ
ろばさんはかわいいバッグをしょった、うさぎさんに会いました。ろばさんは家に帰るとバッグをせっせと作りはじめました。友達にかわいいバッグを作ってあげるとみんな大喜び。明日は遠足に行くことになりました。
ひとことで言うと、みんなで遠足に行く話です。
みんなでお弁当をあげたりもらったりする場面が、とても微笑ましく感じました。
朗読劇に出てきたキャラクター達がとても可愛らしく描かれています。
読み聞かせをするなら3~4歳くらい、自分で読むなら小学校低学年くらいでしょうか?
遠足の楽しさが伝わってくる、良い絵本だと思いました。