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犬を飼う

犬を飼う

 
著者 谷口ジロー
 
ISBN 4-09-415001-3
 
 
今回とり上げるのはマンガです。
 
谷口ジロー作、「犬を飼う」です。
 
地元の図書館で検索すると蔵書は一冊。
その一冊は貸し出し中でしたが、予約待ちの数がゼロだったので予約してみる。
すると数日後に借りることが出来ました。
 
 
ここから書評です。
 
注意!ここから先は本の内容や「ネタバレ」を含みます。
 
あらすじ
犬を飼うある夫婦の物語。家族として長年一緒に暮らした愛犬が、やがて年老いて歩くことも食べることも難しくなってくる。夫婦で懸命に介護をするが、それでもやがてやって来る「死」と向き合うことになる。
 
 
地味ですが名作の誉れ高い作品です。
愛犬の「死」と向き合っている夫婦の姿は、犬よりも長い寿命を持つ人間であっても、やがては「死」が訪れることをいやでも想起させられます。
自分がどのように生き、どのように死ぬのか?
そんなことを考え始めると、不安な気持ちだとか怖い気持ちになったりすると思います。
それでも怖い気持ちと向き合い、「死」という逃れられないものとジッと向き合う姿は感動的であると思いました。
 
この作品、Wikipediaによると1992年に第37回小学館漫画賞審査員特別賞を受賞したそうです。
 
でも小学館漫画賞の項をみると91年審査員特別賞受賞となっていて、どっちが本当?とか思ったけど、まあどっちでも良いですね。
 
この漫画賞は「小学館」と銘打たれてるのに、他の出版社の作品も結構受賞しているので好感が持てます。
 
「ヒカルの碁」とか「BLEACH」とかジャンプ作品もあれば「大奥」みたいな作品もあって、懐が広いなーと思いました。
 

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