日本トランスオーシャン航空(JTA)と北海道エアシステム(HAC)のAvios特典がWebから予約可能になりました! 2019年最新の特典航空券事情を徹底解説!
これまでブリティッシュエアウェイズのAvios(マイル)による特典航空券の予約は、日本航空(JAL)とジェイエア(JLJ)についてはWebで、日本トランスオーシャン航空(JTA)については電話で予約可能でした。
ところが最近になって、北海道エアシステム(HAC)と日本トランスオーシャン航空(JTA)についてもWebからAvios特典の予約可能なことが分かりました。
これまでと比べてどのように変わったのか、しっかりと確認していきたいと思います。
- 北海道エアシステム(HAC)をAviosで発券する場合
- 日本トランスオーシャン航空(JTA)をAviosで発券する場合
- 日本エアコミューター、天草エアラインズ、琉球エアコミューター、フジドリームエアラインズについては?
- 国内線旅客施設使用料(PFC)ゼロ円での発券バグが改善?
- Aviosのチャート改悪でお得度はどうか?
北海道エアシステム(HAC)をAviosで発券する場合
北海道エアシステムの就航路線は以下の通りです。
丘珠空港 | 利尻空港、釧路空港、函館空港、三沢空港 |
奥尻空港 | 函館空港 |
ブリティッシュエアウェイズのアプリで特典航空券を検索してみると、このように北海道エアシステムの路線がヒットしました。
予約するとこんな感じで表示されます。
※)コメント欄にてHACのAvios発券が取り消されてしまう事例についての情報提供を頂きました。 仮に搭乗出来ても本来はNGな方法である可能性があるため追記させて頂きました。
日本トランスオーシャン航空(JTA)をAviosで発券する場合
日本トランスオーシャン航空の就航路線は以下の通りです。
那覇 | 羽田、小松、中部、関西、岡山、福岡、久米島、宮古、石垣 |
宮古 | 羽田 |
石垣 | 羽田、関西 |
久米島 | 羽田 |
※)那覇ー羽田、久米島ー羽田については季節運行
ブリティッシュエアウェイズの特典航空券で検索すると、このように日本トランスオーシャン航空の路線がヒットしました。
予約するとこんな感じで表示されます。
日本エアコミューター、天草エアラインズ、琉球エアコミューター、フジドリームエアラインズについては?
日本エアコミューター、天草エアラインズ、琉球エアコミューター、フジドリームエアラインズについては、残念ながらAviosの特典航空券による利用は出来ませんでした。
ただ、日本エアコミューター(JAC)が就航している離島路線をジェイエア(JLJ)に置き換えるかたちでの就航が徐々に進んできています。 一例を挙げると、鹿児島ー奄美路線、鹿児島ー徳之島路線、福岡ー奄美路線などです。
これらの路線はAviosによる特典航空券で利用可能ですので、以前よりも選択肢が増えていると言えます。
国内線旅客施設使用料(PFC)ゼロ円での発券バグが改善?
ブリティッシュエアウェイズの予約システムにはバグがあって、以前は国内線旅客施設使用料(PFC)ゼロ円で特典航空券を発券するとエラーになっていました。
このバグは特典航空券を発券するさいにクレジットカード番号の入力を求められるのですが、ゼロ円での決済が正常に行われないために起こるものと思われます。
エラーを回避する方法として、発券のさいに1円などの少額を寄付すると、クレジットカードの決済が正常に行われるためバグを回避することが出来ました。
今回発券した北海道エアシステムの丘珠ー函館も国内線旅客施設使用料(PFC)ゼロ円の路線ですが、寄付なしで正常に発券することに成功しました。
以前からあったバグが改善したのかもしれません。
このバグについては、クレジットカードでゼロ円決済ができるかどうかで結果が変わる可能性もあります。
ちなみに私が決済に利用したクレジットカードはSPGアメックスです。
SPGアメックスは100円の決済につき3マリオットポイントが貯まりますが、マリオットポイントをAviosに交換することにより100円につき1.25Aviosを貯めることが出来ます。
また定期的に行われるマリオットポイントの交換レート増量キャンペーン時には、100円決済につき3マリオットポイント→1.62Aviosの高レートで交換可能となるため、マイラー必携のクレジットカードといわれています。
SPGアメックスを既に所有している会員からの紹介で発行すると、今なら39000マリオットポイントがボーナスで付与されます。
紹介をご希望のかたは下記のメールフォームからお問い合わせ下さい。 メールアドレスとニックネームを記入して頂ければ紹介可能です。 本名、住所などの個人情報を私が知ることはありませんので、安心してご連絡下さい。
Aviosのチャート改悪でお得度はどうか?
2019年5月30日のAviosチャートにより、JAL国内線の短距離路線はお得度がかなり減少してしまいました。
一例を挙げるこんな感じです。
旧4500Avios | 新6000Avios | 羽田ー新千歳、伊丹ー函館、福岡ー羽田など |
旧7500Avios | 新9000Avios | 羽田ー那覇、伊丹ー新千歳、福岡ー仙台など |
旧10000Avios | 新11000Avios | 羽田ー石垣、成田ー香港、成田ーグアムなど |
Aviosを単価1.5円程度でバイマイルしていたユーザーが国内短距離路線を6000Avios支払って乗るかというと微妙な感じになりました。 9000円でチケットを購入しているのと同等のコストになったわけですから…
このことから、Avios特典航空券の争奪戦は確実にライバルが減少すると思われます。 お得度が下がれば人が減るのは自然なことです。
逆にAviosで取れるチケットの幅が広がっていくことは確実にメリットです。離島路線を片道発券できるわけですから、周遊旅行などにも利用出来ます。
Aviosはバイマイル可能で、マイル有効期限が無くて、特典航空券のキャンセル規定も緩くて、争奪戦のライバルも少なくて、利用出来る路線も拡大傾向にある、とすれば意外と使い勝手は悪くないのかもしれません。