【Kindle Unlimited】 すべてがFになる 【無料体験】
すべてがFになる
作者 森 博嗣
漫画のレビューが続いたので、今回は小説「すべてがFになる」を紹介します。
知ってる人にはいわずもがなですが、森博嗣さんのデビュー作です。
私は学生の頃に読みましたが、これ発表から20年もたっている作品なんですね!
当時は「S&Mシリーズ」などという名称は無く、理系ミステリーとか呼ばれて話題になっていたように記憶しています。
森博嗣さんはシリーズ物の続巻がリリースされるのがとても早い、当時としては珍しい作家さんで、数か月おきに出版される本を次々に買って読んでいました。
その後のライトノベルブームでは一か月おきの続巻リリースが珍しくなくなりましたが、このころの筆が早い作家さんの代表といえる存在です。
さて肝心の内容ですが、20年前のコンピュータ用語やプログラミング用語が羅列されていて、やや人を選ぶミステリであると云えそうです。
ミステリとしての面白さは、続巻にあたる「冷たい密室と博士たち」や「笑わない数学者」のほうが上だと思います(主観ですが)
アマゾンレビューでは結構ボロクソですが、ある意味その通りです。
すべてがFになるの魅力はミステリの部分よりも、登場人物や大学の研究室といった舞台設定にこそあると思います。
この空気感は森博嗣さんならではですので、未読のかたには是非味わっていただきたいですね。
これを読まないと「笑わない数学者」、「四季 春」、「水柿助教授シリーズ」などの面白い作品群に繋がっていきませんので、最初の取っ掛かりとして読むしかないんです(^_^;)
これは森博嗣さんのシリーズ物全般にいえますが、既刊を読破している前提で書かれることが多いので、シリーズ途中から読むと意味が分からなくなります。
すべてがFになるはすべての起点となる作品ですので、森博嗣さんの作品が気になる方はKindle Unlimitedの無料体験で読まれるのをおススメします。
すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 3回
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最後に森博嗣さんと出版社さんにお願いです。
Kindle Unlimited対象の作品では、私の好きな作品がほとんど含まれていないんです。
ぜひ「犀川&萌絵シリーズ」、「四季シリーズ」、「水柿助教授シリーズ」などを読み放題にしてください!
頑張ってレビュー書きますのでよろしくお願いします。
笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE S&M
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
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工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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