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ホテルの直前キャンセルについて、SPG・マリオット・ヒルトン・IHGを徹底比較!

[*2018年1月追記]新規オープンしたモクシー東京錦糸町とモクシー大阪本町について追記しました。各ホテルのキャンセル条件に変更が無いことを確認しました。

 

f:id:mr_koji_kun:20170912221555j:plain

 

みなさんは旅行の直前キャンセルってしたことありますか? 私はあります。

 

日本のホテル・旅館では当日キャンセルのキャンセル料を100%に設定していることが一般的です。 家族のなかで体調不良が出てしまうと旅行を中止にせざるえないわけですが、このキャンセルを旅行当日に行うと、お金が全く戻ってこない設定となっています。

 

これってかなり痛い出費ですよね。

 

いつも頑張っているご褒美にせっかく豪華なホテルを予約しても、体調不良で当日キャンセルになったら泣きたくなってしまいます。

 

でも、小さな子供がいる家庭では良くある話だったりもします。家族旅行は自分の都合だけでは動けないので、どうしてもキャンセルのリスクがあります。

 

ところでこの記事の冒頭で「日本のホテル・旅館」とわざわざ書いたのには理由があります。それは外資系のホテルでは直前キャンセルでもキャンセル料がかからない場合があるからなんです。 今回は外資系ホテルの直前キャンセルについて比較してみたいと思います。

 

 

どのように比較するか?

 

SPG・マリオット・ヒルトン・IHG、これらのホテルグループが運営する日本のホテルの直前キャンセルをした場合に、どの時点からキャンセル料金が発生するかを調べます。

 

予約は10月1日、予約不可であれば前後の日付で確認します。チェックイン時間ギリギリまでキャンセル可能であれば、家族旅行で利用するのに適したホテルであるということになります。

 

比較は各ホテルグループで最もキャンセルしやすい料金設定で行いました。SPGは「フレキシブル料金」、マリオットは「Marriott Rewards Member Rate」、 ヒルトンは「FLEXIBLE RATE」、IHGは「YOUR RATE」での比較です。これらは予約日や宿泊日により料金が変動する料金設定で、直前までキャンセル可能で前金が不要という特徴があります。

 

この条件で各ホテルグループの部屋を予約した場合、いつの時点でキャンセル料が発生するかを調べました。

 

SPGグループの直前キャンセルの場合

 

http://www.starwoodhotels.com/ f:id:mr_koji_kun:20170722212557j:plain

 

  キャンセル料発生のタイミング
カテゴリ7  
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町 (東京都) 一日前の18時
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都 (京都府) 一日前の15時
カテゴリ6  
ウェスティン ルスツリゾート (北海道) 一日前の18時
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル (千葉県) 二日前の15時
ウェスティンホテル東京 (東京都) 一日前の18時
セントレジスホテル大阪 (大阪府) 一日前の18時
シェラトン沖縄サンマリーナリゾート (沖縄県) 三日前の12時
カテゴリ5  
ウェスティンホテル仙台 (宮城県) 一日前の12時
シェラトン都ホテル東京 (東京都) 一日前の18時
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ (神奈川県) 一日前の15時
ウェスティン都ホテル京都 (京都府) 一日前の16時
ウェスティンホテル大阪 (大阪府) 一日前の18時
シェラトンホテル広島 (広島県) 一日前の16時
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート (宮崎県) 一日前の18時
カテゴリ4  
キロロ トリビュートポートフォリオホテル 北海道 (北海道) 一日前の18時
シェラトン北海道キロロリゾート (北海道) 一日前の16時
ウェスティンナゴヤキャッスル (愛知県) 一日前の18時
シェラトン都ホテル大阪 (大阪府) 当日の18時
ウェスティンホテル淡路リゾート&コンファレンス (兵庫県) 一日前の18時
神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ (兵庫県) 一日前の18時
カテゴリ2  
フォーポイントバイシェラトン函館 (北海道) 一日前の18時

 

SPGで最もキャンセル条件が緩いのが青字の「シェラトン都ホテル大阪」です。逆に最も条件が厳しいのは赤字の「シェラトン沖縄サンマリーナリゾート」で、これは日本のホテル・旅館でよく見る条件と同じでした。

 

その他をみると一日前にキャンセル料が発生するホテルが多いため、当日キャンセルが可能なのは「シェラトン都ホテル大阪」だけという結果となりました。

 

マリオットグループの直前キャンセルの場合

 

http://www.marriott.co.jp/default.mi f:id:mr_koji_kun:20170722213640j:plain

 

  キャンセル料発生のタイミング
カテゴリ8  
ザ・プリンス さくらタワー東京 (東京都) 当日の18時
東京マリオットホテル (東京都) 一日前
オキナワ マリオット リゾート&スパ (沖縄県) 三日前
ルネッサンス・オキナワ・リゾート (沖縄県) 七日前
カテゴリ7  
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル (東京都) 当日の18時
モクシー東京錦糸町 一日前
富士マリオット・ホテル山中湖 (山梨県) 一日前
伊豆マリオット・ホテル修善寺 (静岡県) 一日前
軽井沢マリオット・ホテル (長野県) 一日前
大阪マリオット都ホテル (大阪府) 二日前
琵琶湖マリオット・ホテル (滋賀県) 一日前
ルネッサンス リゾート ナルト (徳島県) 一日前
南紀白浜マリオット・ホテル (和歌山県) 一日前
カテゴリ6  
コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション (東京都) 一日前
名古屋マリオットアソシアホテル (愛知県)  
コートヤード新大阪ステーション (大阪府) 一日前
モクシー大阪本町 一日前
ティア5  
ザ・リッツ・カールトン東京 (東京都) 一日前
ザ・リッツ・カールトン京都 (京都府) 一日前
ティア4  
ザ・リッツ・カールトン沖縄 (沖縄県) 八日前
ティア3  
ザ・リッツ・カールトン大阪 (大阪府) 一日前

 

マリオット系でキャンセル条件が最も緩いのが青字の「ザ・プリンス さくらタワー東京」と「コートヤード・マリオット銀座東武ホテル」です。逆にキャンセル条件が厳しいのは赤字の「オキナワ マリオット リゾート&スパ 」と「ルネッサンス・オキナワ・リゾート」と「ザ・リッツ・カールトン沖縄 」です。

 

東京は青字、沖縄は赤字、それ以外は普通といった調査結果となりました。

 

ヒルトングループの直前キャンセルの場合

 

ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ f:id:mr_koji_kun:20170722214344j:plain

 

  キャンセル料発生のタイミング
ヒルトン・ホテル  
ヒルトンニセコビレッジ 一日前
ヒルトン東京 一日前
ヒルトン東京お台場 一日前
ヒルトン成田 一日前
ヒルトン東京ベイ 一日前
ヒルトン小田原リゾート&スパ 一日前
ヒルトン名古屋 一日前
ヒルトン大阪 一日前
ヒルトン福岡シーホーク 一日前
ヒルトン沖縄北谷リゾート 一日前
コンラッド  
コンラッド東京 一日前
コンラッド大阪 一日前
ダブルツリー  
ダブルツリーbyヒルトン那覇 一日前
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城 一日前

 

ヒルトングループのキャンセル料金が発生するタイミングは一日前です。確認したホテルの日程では全て同じで、非常に分かりやすい結果となりました。

 

IHGグループの直前キャンセルの場合

 

IHG | インターコンチネンタホテル& リゾート f:id:mr_koji_kun:20170722214800j:plain

 

  キャンセル料発生のタイミング
北海道エリア  
ANAクラウンプラザホテル稚内 当日の18時
ANAクラウンプラザホテル千歳 一日前の18時
ANAクラウンプラザホテル釧路 当日の18時
札幌全日空ホテル 当日の18時
ANA ホリデイイン札幌すすきの 一日前の18時
東北エリア  
ANAホリデイイン仙台 当日の18時
信越エリア  
ANAクラウンプラザホテル新潟 当日の18時
関東エリア  
ANAインターコンチネンタルホテル東京 当日の18時
ストリングスホテル東京インターコンチネンタル 一日前の18時
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ 当日の18時
ヨコハマ グランドインターコンチネンタル ホテル 当日の18時
ANAクラウンプラザホテル成田 当日の18時
北陸エリア  
ANAクラウンプラザホテル富山 当日の18時
ANAクラウンプラザホテル金沢 当日の18時
ANAホリデイイン金沢スカイ 一日前の18時
中部エリア  
ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋 当日の18時
関西エリア  
インターコンチネンタルホテル大阪 一日前の18時
ANAクラウンプラザホテル京都 一日前の18時
ANAクラウンプラザホテル大阪 当日の18時
ANAクラウンプラザホテル神戸 当日の18時
ホリデイイン大阪難波 当日の18時
中国エリア  
ANAクラウンプラザホテル岡山 当日の18時
ANAクラウンプラザホテル広島 当日の18時
ANAクラウンプラザホテル宇部 当日の18時
米子全日空ホテル 当日の18時
四国エリア  
松山全日空ホテル 一日前の18時
九州エリア  
ANAクラウンプラザホテル福岡 当日の18時
ANAクラウンプラザホテル長崎グラバーヒル 当日の18時
ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ 当日の18時
ANAホリデイイン リゾート宮崎 当日の18時
沖縄エリア  
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート 一日前の18時
ANAインターコンチネンタル石垣リゾート 一日前の18時
ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー 一日前の18時

 

なんとIHGグループのホテル32軒のうち23ものホテルが「当日18時までキャンセル可能」という調査結果となりました。 青字になっていないホテルについても、前日の18時まではキャンセル可能であり実際に宿泊するうえでは必要十分ですね。

 

結論。最強は「IHG」!

 

これまで外資系ホテルの直前キャンセルについて調べてきましたが、最強はIHGグループということになりました。

 

小さなお子さんを連れて旅行に行くときでも、当日キャンセルしても大丈夫なホテルであれば安心して計画が立てられます。 台風や大雪など天候が心配なシーズンでも安心してどんどん旅行に行きたくなりますよね!

 

もちろん他のグループにも当日キャンセル可能なホテルはありましたし、魅力的な面がたくさんあると思います。しかし「当日キャンセル」という面に絞って考えると、今回のIHGが一番でした。

 

また、今回キャンセルの規約を調べるのにあたって、ホテル公式アプリを使って一つ一つ予約を確認したのですが、IHGのアプリは日本語のひらがなでの検索に対応していたことも好印象でした。 外資系ホテルのアプリから予約する場合、日本語の対応がまだまだですのでスムーズに予約するためにはある程度の慣れが必要となってきます。

 

外資系ホテルといっても運営しているのは日本人ですので、分からないことや心配なことがあれば連絡すれば対応してもらえます。

 

アメリカのホテルは直前キャンセルできない?

 

 2017年7月頃にホテル関連の情報サイトで、外資系ホテルの直前キャンセルが不可になるという話が持ち上がりました。

 

直前キャンセルが不可になると困ってしまう私としては、その後いろいろとキャンセル規約について調べてみたのですが、どうもこれはアメリカ国内限定の話のようです。

 

アメリカ国内のホテルのキャンセル規約をみると、宿泊日の48時間~72時間前からキャンセル不可となることが確認できました。

 

これはキャンセル可能な料金で部屋を予約しておいて、宿泊日が近くなると直前割引で安くなった部屋に乗り換える宿泊客が多いことへの対抗措置のようです。

 

その他にロンドン、ドバイ、香港などランダムに調べてみましたが、だいたい前日か前々日まではキャンセル可能としているようでした。

 

もちろん将来は日本の外資系ホテルもアメリカのキャンセル規約に合わせていく可能性はありますが、少なくとも現時点では問題なく直前キャンセルできます。

 

みなさんも安心してホテル宿泊をお楽しみください!

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