X-MEN #1 マーヴルスーパーコミック
X-MEN #1 マーヴルスーパーコミック
原作クリス・クレアモント、作画ジム・リー
ISBN-13 978-4796840019
アメックスとポケモンばかり書いて完全に方向を見失ってますが、久々にブログタイトルどおりブックについて書きます。
以前、映画「デッドプール」について書きましたが、その世界感に興味を持ったのでアメコミを読んでみました。
「デッドプール」のレビューはこちら
読んだのは「 X-MEN #1 マーヴルスーパーコミック」です。
これ、知ってる人には当たり前の話なんでしょうが、「世界一売れたコミックス」なんだそうです。
Wikipediaによると、一冊で850万部以上を売り上げギネスブックにも登録されているとか。
以前のニュースで「ワンピース」が初版発行部数が400万部を記録して話題になったと思います。
ワンピースは海外でも発行されているでしょうし、重版がかかったり電子ブック版、カラー版なんかも含めると良い勝負のような気がしますが、どうなんですかね~
ギネスブックは売り上げベースで、日本の出版物は発行部数を公表するとかの違いでしょうか?
それとも海外での部数は、日本国内よりも大分少ない可能性もありますね。
まあ、それはさておき読んだ感想です。
キャラクターの絵はカッコいいですね。
なんかポップアートのイラストを見てるかのようで、思った以上にベタベタしてないです。
この時代の作画を担当したのが韓国系アメリカ人で、日本のマンガの影響が強いと言われるのも分かります。
そして全編オールカラー!
昔の少年まんがの「二色カラー」と比べると、すごくカッコいい仕上がりです。
今でも作品の中でアメコミ手法を織り交ぜてくる作家さんってたくさんいますよね。
「ジャイアント・キリング」とか「ビリーバッド」とか。
そういう凄い作家さんに影響を与えたアメコミの代表作なんだろうな、と思いました。
でも、ですよ?
それはともかく読み難い・・(x_x)
アメコミはページの捲りが日本と反対だから、ってよく言うけどそうじゃあないです。
捲りはすぐに慣れます。
でも変形ゴマの多用と吹き出しの位置がランダム過ぎるのと、余白を全く空けずに書き込みまくるので、見ていて大変疲れます(^。^;)
読者の目線の移動に合わせて吹き出しを配置するとか、ページの捲りに合わせて余韻や溜めを作るとかそういうのが完全に欠落しています。
絵は綺麗なんですけどね~
これを読んだ日本の作家さんが改良して、自分の作品に織り交ぜてくるのは流石だな~って思いました。
いっそ、リメイク版を浦沢直樹さん作画でお願いしたいですね。
「鉄腕アトム」リメイクの次は「X-MEN」リメイクで!