"劇場版シティハンター"は懐かしい音楽が目白押し！再放送世代の心がふるえます！
"劇場版シティハンター 新宿プライベート・アイズ" を観てきました。
シティハンターといえば私は少年ジャンプの連載をリアルタイムで読んでいました。また、テレビのアニメも夕方の再放送をよく観ていた世代です。
連載終了からだいぶ経っていますが、個人的に思い入れのある作品ですのでレビューしたいと思います。
シティハンターについて
"シティハンター" は北条司さん原作による漫画です。 かつての週刊少年ジャンプで人気を誇った名物連載作品でした。 恐らく30代40代で知らない人はいないのではないでしょうか？
この記事を書いている時点で、Kindleで電子書籍のポイント還元のセールをやってます。 1巻が46％還元、2～9、31、32巻が37％のポイント還元です。シティハンターの原作を購入するなら今が大チャンスです！
漫画を原作としたテレビアニメも大人気で、シティハンターといえばアニメで知っているファンも数多くいます。 TM NETWORKのGet Wildによるエンディングは誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか？
^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-^-
～～ ここから映画の感想です。なるべくネタバレにならないように書きますが、気になるかたは作品を鑑賞してから読んで下さい ～～
感想、良かった点
・テレビアニメの曲を全部のせ！
往年のテレビアニメシリーズのオープン曲、エンディング曲が劇中歌として使われています。 映画の冒頭からPSY'S（サイズ）の曲が流れてきてテンション上がること間違いなしです！
エンディングはもちろんGet Wild！ このエンディングは映画本編よりも出来が良く、個人的には一番泣けるシーンでした。
・あの"来生さんちの三姉妹"が出演！
私は予備知識なしで観に行ったので、登場したときは素直に驚きました。 絶対に必要な役どころではないので友情出演のような感じでしょうか？
・実際にある新宿の街が舞台
シティハンターはもともと新宿を舞台とするお話ですが、今回の劇場版では実在の建物や施設にこだわって描かれています。 新宿が好きな人であればニヤリとするシーンが随所に観られました。 作品を観た後に聖地巡礼をするのも面白そうです。
感想、ダメだった点
・作画のレベルが低い
北条司さんといえば80年代最高の漫画家さんの一人です。 そのアニメ作品を担当するには力量が不足していると言わざるを得ません。
・香のモデルシーンは二番煎じ
香がモデルになって美しく変身するシーンがありますが、これは原作に同じような話が既にあります。 久しぶりの新作劇場版なのに二番煎じは頂けません。
・香が弱すぎる
原作の香は一見普通の（？）女の子で戦いには不向きにみえますが、獠のパートナーとして修羅場をくぐり抜けていて、簡単に捕まるようなキャラクターではありません。 劇中であっさり捕まってしまったのには拍子抜けしました。
・ストーリーが陳腐
北条司さんの原作が面白すぎるので、比較するとどうしても陳腐な感じがします。 集英社版の単行本5巻に掲載されていて、冴子が初登場する「ロキシア王国」の話とか最高に面白いです。 この話を映画化したほうがずっと良いものになると思います。
総評
いろいろ批判的に書きましたが、エンディングが素晴らしいので全部許せちゃいました。 良かった点で書き忘れてましたが、海坊主の見せ場があったのも嬉しかったですね。
これから映画館に観に行く人、ブルーレイや動画配信で観る人もいると思いますが、シティハンターが好きであれば絶対に損はしないと思います。 ストーリーが面白いとかつまらないとか、そういう次元を越えている作品です。
"新宿プライベート・アイズ" を観る前に、ぜひ原作の漫画を読むことをオススメします。 きっと何倍も作品を楽しめるはずです！
